マイコネPRESS

自分を知り、社会を知り、仕事を知って、ハッピーな人生を 関西学院大学法学部教授 冨田宏治さん自分を知り、社会を知り、仕事を知って、ハッピーな人生を 関西学院大学法学部教授 冨田宏治さん

1.はじめに

冨田先生

関西学院大学法学部で教鞭をとる一方、同大学のキャリア教育プログラム室長や全国大学生活協同組合連合会教職員委員長も兼任されている冨田先生は大学生、大学、大学生協がそれぞれの役割を担って魅力あるキャンパスを創造する必要性を訴えておられます。
今回マイコネPRESSをリニューアルするにあたり、冨田先生より「働くことの意味」や「大学生活の過ごし方」、さらには「ハッピーな人生を送るためのヒケツ」について、お話をお伺いしました。

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2.キャリアライフは40年、自分はいい仕事をしたと振り返られるハッピーな人生を

マイコネ:冨田先生は現在の就職活動について、何かお感じになることはありますか?

  冨田:三年生の夏をすぎると突然就職活動が始まるわけだよね。それで「僕はメーカーに、流通に、金融に」とか言うんだけど、「何を基準に選んでいるの?何をしたいの?」ということをあまり考えずに始めている気がするんだよね。
その結果、ミスマッチが起きているんではないかと。3年後離職率がすごい問題になっていて3年後に3割ぐらいやめる。凄いことなんだよね、大変なこと。じゃぁ就職活動ってなんだったんだ、ってなるじゃないですか?もっと前から余裕を持って考えておいたほうがいいのではないかな。

冨田先生

マイコネ:仕事を選ぶとはどういうことなのでしょうか?

  冨田:仕事(キャリアライフ)は40年ぐらいあるわけですよ。40年スパンだということが一つのポイントで、退職するとき「社会にこんなに貢献できたよな」とか、「こういう意味でいい仕事ができた」と振り返れたらハッピーですよね。たぶんね「いい仕事できたな」と言える人はそんなに多くないと思うんだよね、だけどそこに辿り着けるのが一番ハッピーだよね。
そういうことを思いながら、就職活動をして欲しい。目先の有名企業とか、こんな仕事かっこいいとかいう話ではないですよね。

マイコネ:40年後を見越してですか・・・、もう少し具体的にどうすれば・・・。

  冨田:40年間続けられることってどんなことでしょうか?
そうしたら、好きなことじゃないときっと続かない。
もう一つはできることじゃないと続かない。できなかったら続かないわけだから。
それからもう一つは好きで、できても、価値を感じないことってあるわけですよ。
好きなこと、できること、価値を感じること。
自分にとって、これが「好きなこと、できること、価値を感じること」なんだと思えるような仕事を見つけられないと、最後に振り返って、いい仕事をしたとは言えないだろうな。

マイコネ:自分にとっての好きなこと、できること、価値を感じることを知ることが大切なのですね。

  冨田:まずは自分をちゃんと見つめようね。その上で、自分の好きなこと、できること、価値を感じることがこの社会で実際にどう行われているかを知らないといけないよね。で、更に具体的にどんな仕事があるかを理解して仕事を選べれば、そんなミスマッチはおきないよね。
そういうことを早い段階から考えたほうが、少なくともハッピーな職業生活40年により近づけるよね。

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