

マイコネ:自分を知る他に社会を知る必要があると仰っておられましたが、どうすれば?
冨田:働いている生の姿を見る以上のことは何もない気がするね。
企業の求人冊子でも、先輩社員が自分の仕事について語っている、あれ以外ないんだよ。
関学キャリアセンターの公務員を目指すセミナーで学生を霞が関に連れて行くんだよね。先輩OBがきてキャリアパスを話す、何年目にはこういうことをやったとか。中には入所1年目で「お前は国家なんだからな」と先輩にいわれて身が引き締まったとかね。
数週間平気で家に帰らない、滅茶苦茶ハードな仕事をなぜできるかっていったら、23〜4歳で「お前が日本国家なんだ」といわれるような覚悟と自覚を持って働いているからなんだよね。
でも聞いていると俺(冨田)はそんな仕事はしたくない・・・。
マイコネ:一同笑い。
冨田:だけど、しんどいけどこんな面白い仕事はないって言ってくれるから、それに共感をもつ学生は「よし!!頑張って公務員試験受けよう」って思うわけだ。
だから、なんでしんどい思いをして働いているのか、その実感は生の話を聞くまで出てこないよね。
「何が辛くて、何が楽しくて、結局この仕事に自分を繋ぎとめているのはこれだ!」みたいな話を生でどれだけ聞けるか。それができれば、価値を共有したいって思う人がそこで働きたいって思うわけなんだから。
だからキャリアについて一番必要なことはロールモデルを見ること。
生の先輩を見ること以上に何もない。
だからインターンシップに行くのもそういう意味でいい。
1〜2週間とか一緒に居るときに、ずーっと嘘ついている訳にいかないんだから、生の姿を見せるしかないわけでしょ。そういう意味では学生にとって刺激になるし、ひとつの重要な場ですね。