
マイコネ:今までの出会いや活動から感じたことや学んだことを教えて下さい。
芝野:「ぼらばん」の企画は、ゼロに近いところから創りあげていくんです。「今までこうだったから」という理由で何かを続けることはなくて、自分達が何をしたいのか、どうすべきかを話し合って進めていくんです。そのなかで多様な意見を取り入れることを凄く大切にしているんです。その場では教授の意見も学生の意見も対等で、ただ共感を得られるかどうかという問題なんです。「ぼらばん」はメンバー全員にあだ名をつけているんですけど、教授もあだ名で呼ばせて頂いているぐらいなんです。「教授」という呼び方だと差があるので。
「ぼらばん」や「ESDシンポジウム」の経験を通じて、皆で創りあげる場では「誰もが同じ立場なんだ」、「学年や知識の差を気にせず意見をしていいんだ」と思って以前より積極的になれました。
「僕の見ている世界」と「他人が見ている世界」は違う・・・、でもどちらかの世界だけが正しいわけでなく、どちらかの世界だけになる必要もない。むしろ、違うから良いんです。違いを大切にしながらお互いの世界に触れあって、その中で一緒にやっていけることが素晴らしい。「一緒にやっていけるという心を大切にしていきたい」と思えるようになりました。
マイコネ:今後の目標は何ですか?
芝野:「ぼらばん」であれば色んな人をまきこむこと・・・など所属毎の目標はあるんですけど、僕としては「今を頑張り続けること」が目標です。「こうなりたい」というゴールに向かって一つの道を突き進むのもいいけれど、その道が閉ざされたときに脆い所があるかもしれない。 だから目の前にあるできるだけ多くの出来事を頑張っていきたい。そこで面白い人や物事に出会えたり、時には助けてもらったり・・・いろいろあるのでなんとかなるんじゃないかって思うんです。今を頑張り続けて色んな人と何かをやって行きたいんです。
マイコネ:こんな仕事に就きたいという目標はもっている?
芝野:今はまだはっきりとは持っていないです。頑張り続けていたら見えてくるんじゃないかと思って。
その先で見つけた答えは机上だけの物よりも明らかに強い想いをもって取り組めるものになると思うんです。
別にそれ(やりたい仕事を見つけること)を目標にしていないけれど、「今を頑張っていれば自然と何かになっていくだろう」って思っています。

マイコネ:読者にメッセージ
芝野:大学生活の意味って何なんでしょう?単位をとることでしょうか?資格をとることでしょうか?クラブに精を出すことでしょうか?バイトに明け暮れることでしょうか?
大学生のうちに得るべきものって何なんでしょう?テストで高得点とる力でしょうか?与えられた仕事をただこなす力でしょうか?いざこざを起こさずに過ごしていける力でしょうか?理想を追い求め続けられる力でしょうか?
それぞれ素晴らしいと思いますが、僕が大学生活で一番大切にしたいと思っているものは「自分が心からしたいと思うこと」、「批判的に見ながらそれでもあふれでてくるそのものの良さ」、そして「人とのつながり」です。
特に人よりできることがあるわけでもなく、キビキビとした言葉さえでてこないこんな僕だけれど、あなたと友達になりたいと思っています。見かけたりしたら、気軽に声をかけてみてくださいね〜。