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特集 あきらめないチカラ 社会の先輩たちからコトバの贈りもの(4)

「神戸で一番おもしろい会社」を目指して 株式会社伍魚福(ゴギョフク) 代表取締役社長 山中 勧さん

「神戸で一番おもしろい会社」を目指して 株式会社伍魚福(ゴギョフク) 代表取締役社長 山中 勧さん

神戸の名産品「いかなごのくぎ煮」を初めてお土産として販売したのは伍魚福ということをご存知ですか? 伍魚福はマーケティング(商品開発から販売、ブランド管理等)に特化した「工場なきメーカー」としてくぎ煮、珍味、お土産ものを中心とした約500品目もの商品を製造販売しています。山中社長は自社商品を「エンターテイニングフード」と位置づけ、これまでの珍味の枠にとらわれない経営をされています。
山中社長より伍魚福のお仕事についてお話を伺いました。

「できません」ではなく…
酒屋さんのために何かできないか。

—他業種から伍魚福に入社されたそうですが、入社後はどんな仕事をされていたのですか?

 入社して2年目から営業部長になりました。当時は全国の大型酒販店を中心に当社のチルド珍味コーナーが人気を博していました。そこで小規模な酒屋さんからもチルド商品の売り場を作りたいという依頼が多かったんです。ただ「売れる売り場」を作るには相当量の仕入れが必要で、賞味期限切れのロスも予想されることから、「おすすめできません」とこちらからお断わりさせていただくことが多かったのです。

GOGYOFUKU MUSEUM

GOGYOFUKU MUSEUM

 この状況をなんとかしようと、「小ロットで対応できる卸通販カタログなら全国の酒屋さんのご期待にお応えできるのでは」と考えました。お酒屋さんが仕入れやすいように1品1個からの注文にも対応すると言うと、「伍魚福の倉庫でたくさんの廃棄商品がでるのでは? 手間暇はどうなんだ?」と…そんな社内を説得しながら約2ヶ月間でカタログを制作してスタートしました。1年目の取引先は約200軒。2年目に約400軒、今は登録だけなら約5000軒になり年間約3億円をカタログで販売させていただいています。お客様から「仕入れがしやすくなりとても助かりました」と言っていただけたことがものすごく嬉しかったのを覚えています。

「TEAM GOGYOFUKU」結成!
会社をひとつのチームに!!

—社長に就任されてから様々な改革をされた経緯はどういったものだったのですか?

 先代社長は私の父親ですが創業者の一人でもあり、超ワンマンの経営スタイルでした。2006年3月に社長に就任しましたが、僕なりのリーダーシップスタイルを創るために「TEAM GOGYOFUKU」というスローガンを掲げました。「すばらしくおいしいものを造りお客様に喜ばれる商いをする」、「仕事を通じてお互いに共感をもたれる商いをする」、「仕事を通じて人格の向上に喜びを感じるようにする」という3つの経営理念に基づきTEAMメンバー全員が組織的に仕事をする。結果としてお客様に昨日よりも喜んでいただきたい。そういう思いで取り組んできました。珍味情報誌GOGYOFUKU MUSEUMの発行もはじめました。全国のお取引先でも取扱い頂いている商品以外には伍魚福が何をしているか知らない方が多かったんです。そこで当社の経営理念や年度方針、商品のこだわりや季節のご提案、当社のTEAMメンバー紹介などを掲載し、伍魚福がどのような会社なのかを見ていただけるようにしました。これは社外に宣言するということにもなりますから「必ずやらないと」という意識が社内にも生まれますし、チームの意識を高めるのにも役立っています。

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