マイコネPRESS

できない理由は考えない、瞬時に返答する言葉は「できます」!!

森崎 清登さん

マイコネ:震災復興に力を尽くされてきた中で、大切だと思ったことはありますか?

森崎社長:震災で得た貴重な体験‥、あの時は何もかもできないことばかりだった。できると言う以外は前に進めないことばかりだった。だから僕は未だに「できる」しか言わないようにしています。何か頼まれると、ほとんど瞬時に「できます」と言う。できると言ってからできる方法を考えるんです。できない理由は達人のように言えると思いますが、できることしか考えないですから。みんなと一緒に何か考える時に「森崎できるよな?」と聞かれて「おう、できる!」と言うとそこにはチャンスが生まれます。 できるという前提に話も盛り上がるでしょ!?

最近、「街づくりの話をしてくれ」と依頼されることがありますが、その中には「失敗ばかりしていましてね」と言う人がいます。 街づくりなど人が一緒になってやることに失敗はないんですね。ロケットの打ち上げに失敗しても、また次のロケットを上げるじゃないですか。僕はそこにあるのは失敗でなく「小さな果実」だと思います。一見失敗に見えるような小さな果実を籠の中にどんどん積み重ねていく、その作業の中には新たな出会いがある。その出会いが繋がることで成功に近づいていく。だから僕は仕掛けた時点で大成功だと思っています。

「できると返答すること」と「小さな果実を積み重ねること」が大切だと思っています。

尊敬する地域や仲間の温かみを感じて、背筋がスっと伸びる

森崎 清登さん

マイコネ:森崎社長の地域に対する想いをお聞かせいただけますか?

森崎社長:どうして地域に関わってきたか。生まれ育った街や住んでいる街と自分が関わることで少しでもその街がいい街になっていくことは、地域貢献どころか暮らしや家族、つまり僕の日常にも大きく繋がっている。そのことに化学変化が起こるほど大きく気づいたのは、やはり震災での体験なんです。
また震災時の街づくりで、出会って繋がって広がって、また出会って繋がって広がって、この3つのリズムが長田の街だと感じました。「広がって」とは自分でも広げるわけですが、そこにはセーフティネットがある。つまり「人の網」に助けられていると僕は思いますね。街の人にも従業員にも助けられているし、支えてもらっている。

僕はぼっかけの時に、自分はこの街でサーカスの空中ブランコをするピエロみたいなものだと思いました。何かやろうとするとみんなが「また森崎が何かやるな」と見てくれる。それで僕は手を滑らせて落ちてしまうけど、そこには人の網があってポーンと助けてくれるんですよ。網があるからちょっと面白い技をしかけたりできる。ピエロだから失敗したことも演技として拍手をもらえる。また、そこまで街の仲間がやらせてくれる。だから僕は安心して拍手をもらえるまでピエロを演じるんです。
それは、この街に褒めてもらいたくてやっているんですよ。

僕は震災の復興でこの街の仲間と出会って気付きをいっぱい頂いて、本当にいっぱい、いっぱい頂く中で、企業活動でもこれを応用して伝えたいと思ってやってきました。ぼっかけで名物作りのプロセスをずっと追うことができて、ありふれた物を名物にする効用を強く感じた。 だから地域の持つ資源を持ち寄ってビーフタクシー、スィーツタクシー・・・、など、気が付けばタクシー会社と地域そのものを繋いで地域貢献になっている。

僕は地域についてこんな風に考えていて、最近意識していることがあるんです。
これまで関わってきた地域の屏風を心の中に折り畳んで持っていましてね、誰かとお会いする時にその場に見合った屏風を、例えば長田地域の屏風を自分の背後にそっと立て掛けるイメージをするんです。「地域って何だ?」と言ったら地域は「人」です。だからこの屏風には、震災復興から一緒になって街づくりに励んだ面々の顔が僕には見えるんです。 俺の顔を勝手に(屏風に)書くなとはきっとみんな言わないでしょ。(笑)
それはまさに金屏風の前に立つような感じで、僕が尊敬している地域や仲間の眼差しというか照り返しを背中に受けてその温かみを感じて自分の背筋がスっと伸びるような・・・、こういう姿勢を大切にしています。それが僕の現在の活動スタンス、もっとエエかっこ言うたら「生き様」みたいなものです。地域っていいものなんですよ。(笑)

近畿タクシー株式会社

Data

近畿タクシー株式会社
1952(昭和27)年 7月設立
神戸市長田区上池田5-5-18

http://www.kinkitaxi.com/

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タクシーで、商店街で、長田を元気に「地域のチカラ」!! Top に戻る