
全国七大学(旧帝大)総合体育大会(通称:七大戦)は、毎年各大学を会場に、持ち回りで開催されています。
この大会に合わせ、各大学には「七大戦応援メニュー」として、七つの大学生協食堂の名物メニューが並びます。
その中で、「赤門ラーメン」(東京大生協)と「天津マーボー丼」(大阪大生協)は定番メニュー。
2つのメニューは、メディアやネットでも、たびたび紹介されています。
「赤門ラーメン」東京大生協 中央食堂 東京大生協中央食堂(本郷キャンパス)の「赤門ラーメン」は、ゆでた中華麺に、下ゆでしたモヤシをのせ、その上から椎茸、白菜、合挽肉などの具が入った、ピリっと辛めの「赤」いあんをかけたもの。とろみの付いたあんを麺にからませながら食べます。
「赤門ラーメン」の1日の出食数は、約400食。中央食堂全体の食数、およそ4千食の1割以上を占める名物メニューです。
「赤門ラーメン」は、今から15〜16年前に駒場食堂で作られ、別の名前で提供されていたものがルーツ。当時の中央食堂の店長が名物メニューを考えていたところ、このメニューを考案した職員が中央食堂に移動。そこで、試行錯誤を重ね、あんの色をパプリカや唐辛子などで、東京大学のシンボル「赤門」の色に近づけて誕生しました。
1日限定400食 以前、「赤門ラーメン」は昼限定でしたが、学生委員会の合宿で、〝何とか夕方まで…〟という要望が出され、1日2回作ることに。現在、「赤門ラーメン」のあんは、毎日、朝と午後に大きな回転釜で作り、1時間近く煮込むため、1日400食程度が限界。夕方の7時半ころ(営業時間・平日11時〜夜9時)には、ほぼ売り切れてしまいます。
「赤門ラーメン」は、一度食べると病みつきになるようで、毎日のように食べている学生もいます。出食カウンターには唐辛子の粉が置いてあり、好みの辛さに調整することもできます。中には、唐辛子を山盛りにかけている学生も。
「味の秘訣はコリアン唐辛子。他に秘密の辛み調味料も使っています。他キャンパスの生協食堂での提供も検討しましたが、 〝赤門ラーメンは中央食堂だけ〟にこだわっています」(中央食堂 斎藤店長)
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「天津マーボー丼」大阪大生協 図書館下食堂 大阪大生協図書館下食堂(通称 館下食堂・豊中キャンパス)の名物メニュー「天津マーボー丼」は、1カ月に9千食近く利用される人気メニュー。ご飯の上にふわふわの卵焼きを乗せ、その上に天津飯とマーボー丼のあんをかけて、モヤシを散らしたもの。1日平均400食と、丼メニューの4割を占め、館下食堂の1日の総利用客数の2割を占める人気メニューです。
「天津マーボー丼」は、1人分〝2L〟の卵を3個使用。注文が入ってから卵を焼くので、熱々のできたて感も人気の理由。豊中キャンパスは男子学生が多く、ボリューム感も魅力です。
このメニューは、10年ほど前、当時の館下食堂の店長に〝天津飯にマーボー丼を混ぜてみては〟というアイデアが浮かんだことが発端。試作してみたところ、ふわふわ卵とマーボーの辛さが絶妙のバランスになり、オリジナルの定番メニューになったようです。
昨年、館下食堂は改装のために8カ月間ほど閉店。「天津マーボー丼」は他の食堂で提供していましたが、学生から〝微妙に味が違う!〟と言われていました。今春の館下食堂リニューアルオープン時には、待望の「天津マーボー丼」が再登場。4月には1カ月に1万食を突破しました。
「天津マーボー丼」のあんは20人分ずつの単位で作り、卵は注文のつど1人分ずつ焼くというまったくの手作り。卵を焼くのに2、3分かかり、ピーク時には、カウンターに行列ができます。そこで、改装時にホールから調理の様子が見られるオープンキッチンにしたところ、並んで待っている間、調理の様子も楽しめるようになりました。
大阪大生協では「天津マーボー丼」を卒業式や入学時で宣伝するなど、〝名物メニュー〟に育ててきました。時には企画メニューとして、4人分を一皿に盛った特大の「メガジャンボ天津マーボー丼」(2千円)も登場。女子学生から、〝もう少し小さいサイズを〟との声もあり、現在ハーフサイズも試作中です。(編集部)
「赤門ラーメン」、「天津マーボー丼」は、それぞれの大学の特定のキャンパス、そして一つの食堂でしか味わえないこだわりのメニュー。 たびたびメディアの取材やこれらのメニューを味わうために、わざわざ生協食堂を訪ねてくる人も少なくありません。“名物メニュー"は、大学の魅力づくりに大きく貢献しているようです。 |