
エジプト、カイロにてピラミッド
日本に帰国したいと思うほど落ち込んだことはありましたか?
折角世界を周るのだからと観光名所もまわっていたんです。旅行を始めて半年ごろ、エジプトであの有名なピラミッドを目の前にして、「これがピラミッドか、ふーん」とその時に旅行慣れして鈍感になっている自分に気付きました。それがお金や病気のトラブルよりも一番ショックで「慣れてしまっているなぁ…」と落ち込みましたね。
インド、バラナシ 3ルピーチャイ
どこかで心境の変化があったのですか?
アフリカ大陸エチオピアはそれまでのアジア旅行と全然違いました。基本的に旅をする情報は宿泊先で出会う人達と交換していたのですが、アジア内では日本人も山ほどいるし簡単に情報も見つかる。一方エチオピアの情報なんて全然見つからなかったんです。飛行機でも日本人は僕一人で「俺旅してるぅー!!」とまたワクワクしてきた。いざ現地に足を踏み入れると、不思議なものを見るような眼でみんな僕を見てくるんです。片言の英語を話せる人が近づいてきて、会話をしていると周りの人がみんな集まってきて国や言語が違っても心が繋がった。そういう瞬間に「俺、今生きてる!!」というぐらい僕は感動しました。やっぱり人なんですよ。人との出会いが大切なんだって旅の初心に戻ることができました。
ナミビア、最古の砂漠ソススフレイにて
日本へ向かう最後の飛行機から
ボリビア、ウユニ塩湖にて雨水が溜まり鏡になった風景
関西国際空港到着
旅をしていて嬉しかった出来事を教えていただけますか?
タンザニアで、各国のスポーツを紹介するというワークキャンプに参加したんです。イギリス人はサッカーを紹介していました。僕は竹でバットを作ったりして野球を紹介しました。いざプレーをするとバッターとピッチャーは楽しんでいるんですけど、守備の人は座りこんで・・・。その時「あー失敗したなぁ」と思いました。それが翌日に、現地の子供たちが野球をして楽しんでいました。その姿を見て本当に嬉しかったです。僕はエチオピアで体験したように何か心が繋がったと感じる時が、旅をしていて一番嬉しかったです。それこそ「たまたま目があった人が笑顔を返してくれた」、そんな何気ない瞬間でもその温かさに感動してしまうんですよね。
それぞれの国での滞在期間は事前に決めていたのですか?
いつその国を出国するかはだいたい決めていましたね。長居をしていると、腰が重くなってしまう。旅の別れは惜しいぐらいが丁度だってそう思っていました。
帰国はどのように決めたのですか?
いつその国を出国するかはだいたい決めていましたね。長居をしていると、腰が重くなってしまう。旅の別れは惜しいぐらいが丁度だってそう思っていました。
帰国してからまずやりたいと思っていたことは何ですか?
帰国はわりと自然に決まりました。実は、旅行中に帰国後の就職活動のことが気になった時期があったんです。ネットカフェは世界中にあるし、日本語変換もできるので就職サイトを見たりして少し関心を持ちながら旅をしていました。その時、友人とメールをしていると「せっかく世界にいるのに今を楽しめ!!」と言われたんですね。本当にそうだと思いました。その一方で、いつまでも放浪してはいられないと思い、メキシコ、アメリカ、そして最後の国を韓国と決めて、日本への帰国日を決めたんですよ。
世界一周写真展WORLD TRAVEL CAFE
南アフリカ、ケープタウンを見下ろすテーブルマウンテン
世界を旅して感じたことはありますか?
日本にいると、途上国の報道は紛争の話題など暗い話ばかりを耳にします。
でも実際にそういった国に行ってみると、お金や物資が豊かでなくても、家族や友人と暮らす日々を心からの笑顔で過ごしている人達がいました。そんな姿を世界中で自分の目で見てきました。こんなに世界は温かくて素敵なんだから、みんなが暗くなる話題でなく幸せになれるような話題、世界中のハッピーなニュースを伝えて世の中を温かくしたいと思いました。
今後の夢はありますか?
各国で食べ歩きを楽しみにしていたのですが、食べ物が美味しくないと僕はパワーが出なかった。それで世界中の美味しいものを日本に紹介したいと思い商社で働くことが決まりました。
もっと先の夢では、自分の大切な人と一緒にもう一度世界を周りたいんです。未来の自分の奥さんと。(笑)その先の未来では世界中の写真や料理を振舞ってハッピーニュースを発信するお店を自分で創りたい、そんな夢を描いています。
読者にメッセージをお願いします。
やりたいことに本気でぶつかって欲しい。僕は世界旅行を夢見て絶対に実現すると決めて行動してきたから本当に夢が叶った。だから強く望めば、夢は叶えられると思えるようになりました。
皆さんも旅行でも、授業でも、クラブでも、何でもいいと思うので、自分が一番やりたいことを見つけてください。諦める理由を探すのではなく、夢を実現するためにどうしたらいいかを考えて、悔いのない大学生活を送ってください!!