

人材事業部代表として上海で5年間活躍してきた今宮さん。立ち上げから関わった人材事業を安定させた後に退職して、飲食店無料予約代行サービス「楽っと予約」とスポーツイベントや社内イベントの企画運営を行うイベントプロデュース事業の二つを柱とするラクトコンサルティングを新たに設立されました。「自分はチャレンジし続けないとダメなんです」と話す今宮さんに起業までの経緯と今後の目標をお聞きしました。
—現在の事業内容を教えていただけますか?
レストランの予約代行業務とイベントプロデュースいう二本の柱で事業をしています。予約代行業務では実際に足を運んで試食して、弊社が自信を持ってお客様に紹介できると思ったお店のみに加盟店になっていただき、お客様の要望に応じたプランをお客様毎に提案しています。イベントプロデュースは弊社の独自企画でスポーツや文化イベントをしています。今回、日本人、欧米人、台湾人などのトーナメント制で国際ソフトボール大会を企画していますが、ゴルフ大会、駅伝などもしかけていきたい。他に運動会や忘年会など社員の方のモチベーションアップができる社内のイベントプロデュースもしています。
—中国との出会いを教えていただけますか?
大学2回生の夏休み、はじめての海外旅行で中国を訪れました。当時の上海は高層ビルの建築ラッシュでエネルギーが漲っていた。他に滞在した雲南省※では、ある中国人がわざわざ仕事を一週間休んでムエタイ道場に案内してくれたり、友達を紹介してくれました。そこで出会った人みんなが親切にしてくれたんです。上海では都市のエネルギー、雲南省では、人の優しさや温かみを肌で感じてこの国が好きになりました。それで一年後に留学生として中国に戻ってきました。
※雲南省は、中華人民共和国西南部に位置する省
—留学中、いずれは中国で仕事をしたいと感じたのですか?
中国で働きたいという訳ではなかったのですが、留学中に「起業しよう」と決意したことが、結果的に中国で働くきっかけになりました。留学中、インドに一人旅をした時期があるのですが、自分がこれからどんな人生を歩んでいくべきかを深く考えさせられるほどの衝撃を受けたんです。これまでの人生を振り返ってみると、僕は生徒会長など人を引っ張るポジションが多かったので、何か人に影響を与えられる存在が自分に適しているのかなと思いました。「自分に何ができる?」と考えた時に、ビジネスは未経験なので「ビジネスで自分は勝負しよう」と思って将来起業すると心に決めたんですよね。
—その後すぐに起業されたのですか? また中国で働くに到った経緯を教えていただけますか?
帰国後に起業家を育成する企業から就職の内定をいただいたのですが、同期の内定者と「自分達で起業しよう」と意気投合して、内定を辞退して学生ベンチャーで起業しました。主に学生向けにフリーペーパーや休講情報などを届けるネットサービスを行い2年半で会員数は数万人単位に上りました。ところが当時は学生向けサービスの広告価値がなくて事業失敗、借金を背負ってしまったんです…。
その後1年半は、借金返済のために一日2時間睡眠でバイトを5つぐらい掛け持ちをするという日々を過ごしました。挫折を経験したことで「次は安定した会社に腰を落ち着けよう」という考えも少しは頭をよぎったのですが、「何のために自分は起業したのか。こんな人生でいいのか!!」ともう一度立ち上がったんですよ。次の勝負の場を考えたとき留学経験のある中国で勝負したいと思いました。それで「中国で仕事がしたいんです」といろいろな方に相談すると、上海での人材紹介事業の立ち上げを僕に任せていただけるというチャンスに出会い念願の中国に来ることができました。起業して挫折をしたからこそ、今があるんだと思っています。