
2010 上海万博マスコット
「海宝(ハイパオ)」と飯島さん
—日本の若者が中国で活躍するために必要な能力はありますか?
一番の強みは日本での社会経験です。日本企業では「報連相(ホウレンソウ)※」など組織の動き方を学べると思います。「報連相」とは組織のダイナミックな動きの中で、自分がどういう働きをしてその中でどのように報告、連絡、相談をするかという意味。言葉で言うのは簡単ですがきちんと実行するのは難しい。そこを日本の組織で揉まれながらやっていれば凄い能力になります。自分の考えも含んで人を動かすことができる能力ですし、いい意味で組織も動かせるのですごく大事なこと。これは海外でも評価に繋がる能力だと思うので、日本で身につけていれば活躍の場が広がると思います。
※報連相(ホウレンソウ)とは報告・連絡・相談の略語で、「仕事のホウレンソウ」などと呼ばれる。組織の中で情報伝達をする基本とされる。
—読者にメッセージをお願いします。
僕は大学祭の実行委員会にいた時に、自分の思い通りにならなくて「もうやめた」と投げ出したことがあるんです。今思えば人に揉まれる中で自分を表現したり、怒られたり、人を動かす経験をしていればもっと変わっていたかなと。大学生は一人でいるのが一番ダメだと思うんですよ。いろいろな人に会って、その中で恥をかいたり、失敗をする中で、勉強できるし、助けてもらえる。自分を理解してくれる人にも出会うことができる。そういった経験を積むことが将来の糧になります。格好よく見せたいとか、恥をかきたくないとかいう人はあまり伸びない。だから当時の僕みたいに自分の殻に閉じこもることは良くないですよ。一人で生きられるんだったらいいですが、面白くないと思うんです、そんな人生は。
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